不動の人気を誇るハーゲンダッツのこだわり
言わずと知れた王道のアイスクリームメーカー「ハーゲンダッツ」
その美味しさには定評があり、美味しさと価格帯からプチご褒美感がありますよね。
有名で誰もが知っているメーカーさんだけど、なぜおいしいのかと聞かれると意外と知らないことが多かったりしませんか?
今回はそんな「ハーゲンダッツの秘密」をご紹介します!
ハーゲンダッツ美味しさの秘密!
出典:ハーゲンダッツface book
- こだわりのミルク
ハーゲンダッツは「ミルク」「砂糖」「卵」の3つが主な原料です。その中でも特に重要なのが「ミルク」なぜならば、”アイスクリーム”と呼べるのは乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上と厚生労働省の省令で決められているからです。なのでラクトアイスや氷菓(アイスクリームより乳固形分、脂肪分共に少ない)と呼ばれるものより「ミルク」が味を左右します。
そんなハーゲンダッツさんが選んだ日本の牛乳は「根室・釧路地区」の新鮮なミルク。酪農家さんたちはその日の牛の体調にあわせて飼料を調整するなどたゆまぬ努力をされているそう…。これが、美味しさの秘密その1です。 - 密度とコク
ハーゲンダッツの美味しさの一端を担っている「コク」…。これは他のアイスにはない特有なものですよね。そのコクはアイスクリームに含まれる「空気の量」が関係しています。空気の量が多くなると密度が低くなるのでコクは生まれません。このアイスクリームの味わいの決めてとなる比率を「オーバーラン」と呼びハーゲンダッツは20~30%と低く抑え濃厚なコクが実現しているそう…。 - 温度管理
どんなにこだわって作っても保存や配送時に気を抜いてはいけません。アイスクリームの中には「アイスクリスタル」という氷の結晶があり、温度が高くなるとその結晶が大きくなってしまい滑らかさが失われてザラザラとした食感になってしまいます。特にハーゲンダッツは「安定剤・乳化剤不使用」のため温度の影響を受けやすいのだそうです。そのため、温度管理を徹底し倉庫では-25℃以下、配送時は-20℃をキープ。そして店頭に並んでも営業スタッフが温度管理の巡回をしています。
どうですか?
これだけ徹底されると他のアイスよりも美味しいと感じるのも納得できますね!
ハーゲンダッツ価格の秘密!
では次に「ハーゲンダッツ」の価格の秘密に迫ってみましょう(笑)
ハーゲンダッツの価格の秘密は、上にご紹介しているように「手間がかかっているから」だけではないんです!
こちらではもう一つの理由をご紹介します。
出典:ハーゲンダッツface book
大人をターゲットにし、大幅な値引きをしないから
当時日本ではアイスクリームは子供の食べ物という概念があり、ハーゲンダッツは大人の高級アイスクリームというイメージを打ち出すため、テレビCMを作成。大人の消費者の獲得に成功した
出典:ハーゲンダッツ - Wikipedia
「アイスクリームは子供の食べ物」って概念を壊したハーゲンダッツさんはさすがです。ハーゲンダッツを食べると少し大人な気分というか「贅沢感」を感じられますよね。
高級アイスクリームとしてのブランド力を維持するために、大幅な値引き等は行われない。
出典:ハーゲンダッツ - Wikipedia
これは、俗にいう『ブランディング』ってやつですね!たしかに割引がないので他のアイスとは差別化されています。品質に裏付けられた「値引きをしない」というこだわりが「ハーゲンダッツ」というブラントイメージを作っているのかもしれませんね。
いかがでしたか?
ハーゲンダッツさんのこだわり抜いた味わいをもれなく楽しむためには、やっぱり買ってきてすぐに食べるのが一番!
でも、今日は帰ったら冷凍庫に「ハーゲンダッツ」があるから…。と学校やお仕事を頑張る方も多いのではないでしょうか。
そんな保存派さんは、簡単にできる温度管理をしてみてはどうでしょうか。冷凍庫の一番奥、外気に触れにくい場所を「ハーゲンダッツの指定席」にしてしまいましょう!(手前に入れておくより外気に触れないので温度の変動が少ないです。)
そうすることでいつもより少しおいしさの増した「ハーゲンダッツ」が、あなたの疲れた心と身体をより一層癒してくれること間違いなしです。是非試してみてくださいね。