今回は、2022年から厄年に入る女性に向けて、厄年の人がどんなことに注意して生活していけば良いのかについてご紹介していきます。
『厄年』という考え方については、あまり気にしないという方もいますが、何か悪いことがあった時には「今年は厄年だから…」とどうしても気になってしまうものですよね。一般的に、多くの女性は占いなどを信じているでしょうし、厄年に関しても「なんとなく嫌な気持ちになるからお守りを持ち歩こう」と考える方が多いです。
それでは、そもそも厄年というのはどういったものなのかご存知でしょうか?また、厄年に入っている間は何に注意しておけば良いのかと、気になってしまう方が非常に多いですよね。そこでこの記事では、厄年の基礎知識と、厄年に入った時の過ごし方について解説していきます。ちなみに、男性と女性では厄年が異なりますので、この記事は男性にはあまり意味がないかもしれないので注意してください。
そもそも『厄年』って何?
それではまず、厄年が具体的に何を意味するものなのかについて簡単にご紹介していきましょう。
厄年は、日本で古くから受け継がれている風習のような物ですが、その起源は中国の陰陽五行説に基づく思想だと言われています。そして、平安時代の日本で既に言い伝えられていたというほど古くからあるもので、平安時代にも厄払いなどが行われていたという記述があるそうです。この風習が、1000年以上経過した現在でも残っており、科学的根拠など何もないのにもかかわらず、多くの日本人がこの考え方を重んじているとされます。
なお『厄年』という言葉を調べてみると、以下のように解説されています。
厄年とは
わざわいにあいやすく、忌み慎むべきものとされる年齢。陰陽道(おんようどう)で、男の数え年四十二、女の数え年三十三など。転じて、災難の多い年。
厄年には、前厄・本厄・後厄というものがあり、最も災いの危険があるとされている「大厄」が、男性42歳、女性33歳とされ、これ以外にも、本厄に該当する年があるとされています。なお、「大厄」の前年は厄災の前ぶれが訪れるとされる「前厄」とされ、徐々に厄災が薄まっていく「後厄」もあり、これも加えると、3年間は厄年にとらわれてしまうということになります。
2022年が厄年の女性
それでは、2022年が厄年に数えられる女性の年齢もご紹介しておきましょう。該当する方は、厄払いに行ったり、次項で紹介する厄年中の過ごし方を参考にしてみてください。
- 前厄の女性
18歳「2004(平成17)年生まれ」の女性
32歳「1990(平成3)年生まれ」
36歳「1986(昭和62)年生まれ」
60歳「1962(昭和38)年生まれ」 - 本厄の女性
19歳「2003(平成16)年生まれ」の女性
33歳「1989(平成2)年生まれ」
37歳「1985(昭和61)年生まれ」
61歳「1961(昭和37)年生まれ」 - 後厄の女性
20歳「2002(平成15)年生まれ」の女性
34歳「1988(昭和64・平成元)年生まれ」
38歳「1984(昭和60)年生まれ」
62歳「1960(昭和36)年生まれ」
厄年の数え方は、地域や神社によって異なります。ただし、一般的には、満年齢ではなく数え年で考えられます。
厄年に当たるのなら厄払いに行こう
厄年なら厄払いに…という習慣があることは皆さんもご存知でしょう。ただし、ここで注意しておきたいのは、厄払いと厄除けは違うものだということです。厄払いと厄除けの違いは、そこまでややこしいものではなく、「厄払いは神社で行ってもらうもの」で、「厄除けはお寺でおこなうもの」という感じです。もちろん、どちらの方が効果があるということもありませんし、両方やってはいけないという決まりもありませんので、信仰や地域の風習、時間が合う方など、自由に決めると良いと思いますよ。
厄払いに関しては、科学的な根拠などはなく、あくまでも風習ですので、気分的なものと考えておきましょう。厄年になった時、きちんと厄払いをした…というだけで、気分的に安心感を得ることができるといった感じです。「病は気から」というのと同じで、「厄払いをしたから大丈夫だ」という気持ちを持つことも、災いを寄せないのに効果があるのかもしれませんね。
ちなみに、厄払いのタイミングに関しては、厄年のお正月~節分にかけてが良いとされていますので、年の初めのうちに行っておきましょう。
厄年に当たる女性の過ごし方
それでは最後に、厄年に当たる女性が注意しておきたい過ごし方について簡単に解説しておきます。一般的に、厄年には人生の転機になるような行いは避けた方が良いと言われているのですが、地域によっては真逆の考え方の場合もあるようです。上述した「病は気から」ではありませんが、マイナス思考がマイナスな現象を呼ぶということもありますし、あまり過度に厄年だということを気にしすぎない方が良いということで、地域によって真逆の考えができてしまっているのかもしれませんね。
基本的には、厄年は以下のような過ごし方が良いとされています。
新しいことはスタートしない
転職や引っ越しなど、生活スタイルに新しい風を取り入れるのは避けた方が良いと言われています。新しい生活スタイルは、どうしてもストレスを感じてしまう場面が増えてしまいますので、厄年女子は避けた方が良いとされています。
厄年が明けてからすぐに動けるように、厄年の間に慎重に計画を練っていくという時間として活用するのが良いかもしれませんね。
くよくよしない
厄年ということを気にしすぎてしまうと、少しでも嫌なことがあれば、全て「厄年だからかな…」と気分が沈んでしまうものです。そして、どんどんマイナスな考えが思い浮かぶようになり、さらにマイナスになっていくという負のループに陥ってしまう危険があるのです。正直な話、筆者は、厄年はこういったマイナス思考がどんどんマイナスを呼んでさらに自分で落ちて行っているだけと考えています。
したがって、何か嫌なことがあっても、あまりくよくよせずに前向きに考えてみるように心がけてみましょう。厄年だからとあまり身構えてしまうと、それ自体がストレスになり生活リズムを崩してしまう結果になりがちです。人生誰しも、長い目で見た場合、厄年に関係なく良いことも悪いこともあるものです。
まとめ
今回は、2022年に厄年を迎える女性について、厄年の基礎知識についてご紹介してきました。厄年は、簡単に言うと、悪いことが起こりやすい年と言った感じですので、こういった風習を重んじる方は、年初から気分が沈んでしまうかもしれません。しかし、あくまでも言い伝え程度のものですので、過度に気にしてストレスを感じるぐらいなら、さっさと有名な神社で厄払いをしてもらうのが良いのではないでしょうか?
厄年を気にする方であれば、厄払いの効果も信じているでしょうし、有名な神社に行けばそれで解決できるような気がします!