近年では、人々の生活習慣も多様化しており、若い女性が都会に出て一人暮らしする…なんてことは当たり前のことだと思います。しかし女性が一人暮らしする場合には、男性と異なり注意しなければいけないポイントがたくさんあるのです。
日本は諸外国と比較しても、深夜に女性が出歩いても事件に会う可能性は少ないですし、非常に安全な国だと言われています。しかし、そのような安全な国だとは言え、「私は絶対に安全だ!」なんて言える人はいないのです。例えば、あなたは相手のことを知らなくても、いつの間にかストーカーになってしまっている人もいるでしょうし、宅配を装って女性宅に押し込む…なんて事件も耳にしたことがあるのではないでしょうか。
もちろん、男性であれば、こういった危険が絶対に無いというわけではありませんが、女性と比較するとある程度抵抗ができる分、安全だと言えるでしょう。最近では、犯罪の手口も巧妙化していて、特定の女性を狙ったものではなく、行きずりの犯罪もあるなど、普段の生活の中で「自分も犯罪に巻き込まれる可能性がある」という認識は持っておいた方が良いでしょう。
そこで今回は、親元を離れて女性が一人暮らしを始める時、物件選びや普段の生活の中で注意しておきたいポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
物件探しをするときの注意点
それではまず、女性が一人暮らし用の物件探しをする際に、注意しておきたいポイントからご紹介していきましょう。女性が自分の身を守るためには、「一人暮らしを始める前」から注意しておかなければいけないポイントがたくさんあるのです。
最近では、女性の一人暮らしが増えていることもあり、セキュリティの高さを売りにしたり、マンション全体で女性限定にしている物件なども増加しています。しかし、こういった物件は当然まだまだ十分な数があるとは言えませんし、設備が整っている分、お家賃が割高になってしまうなどのデメリットが存在しています。
もちろん、安全の事を考えた場合、セキュリティが万全のレディースマンションを契約するのが最も良いと言えるでしょう。こういった物件の特徴は以下のようなものです。
- オートロック・防犯カメラ・二重施錠・管理人常駐など、万全なセキュリティ体制が整えられている
- 女性専用マンションだと変な人が紛れ込むリスクがない
- 女性向けにデザイン性の高い部屋が多い
このように、安全面を考えれば非常にメリットが多い物件となるのですが、問題は割高なお家賃です。安全をお金で買っていると考えれば致し方ないのですが、収入の関係などもありこういった物件を選ぶことができない…という人も少なくありません。また、物件自体の数もまだ少ないと言えますので、住んでいる地域によっては探してもない…という場合もあるでしょう。
安全性の高いレディースマンションを選べない…という場合には、以下のポイントに注意して物件探しを進めましょう。
女性の物件探しはココをチェック
それでは、女性が一人暮らしをするため物件探しを進める場合にチェックしておきたいポイントをいくつかご紹介しましょう。ここで、筆者が考えるオススメポイントと、やめておいた方が良いと考えられるポイントに分けてご紹介します。

- 部屋は2階以上!
- ロビーなど、共用部分に防犯カメラがある!
- オートロックになっている!
- ドアホンがあって、開けなくても来訪者を確認できる!
- 駐車場や駐輪場にきちんと照明・カメラがある!
- エレベーターに窓がある!
- 通路などに柵や格子があり、外部から侵入できなくなっている!
- 住人専用のゴミ集積場がある!

- 周囲に街灯もなく暗くてひとけが無い!
- 角部屋でよじ登ってベランダにが入れる!
- 郵便物が外部から見れる!
- 物影が多い!
- ドアチェーンが無い!
- ドアが木製など簡単に壊せる!
普段の生活での注意点
次は、憧れの一人暮らしを始めてからの生活上の注意点についてご紹介していきましょう。物件探しのポイントでご紹介したように、女性が一人暮らしする場合には、できるだけセキュリティ設備が整った物件がオススメです。しかし、マンションの設備が良くなればなるほど、お家賃も比例して高くなっていってしまいます。したがって、安全性に不安はある物の、オートロックの部屋には住めない…なんて状態になることもあるのです。
このような場合には、普段の生活の中で細心の注意をはらう必要があるでしょう。それでは、女性が一人暮らしをする場合にはどのようなことに注意しておけば良いのでしょうか?昔から効果的と言われているのが『女性の一人暮らしだとバレないようにする』という対策です。
ここでは、生活上で注意しておきたいいくつかのポイントをご紹介しておきます。
女性の一人暮らしで注意したいポイント
上述したように、女性が一人暮らしをする場合でも、周囲には「女性が一人暮らししている」と気付かせないようにするのが自分の身を守るために重要です。そのためにできる対策としてドア近辺の対策と、窓近辺の対策をご紹介しておきましょう。

- 郵便受けが外部からでも開けられる場合には、自分でカギをつける!
- 帰宅した際、カギを開ける前に中に誰かいると見せかけるためピンポンを鳴らす!
- 玄関を開ける時には、周囲に人がいないのを確認してから!
- 部屋に入ったら、すぐにカギを閉めてドアチェーンをする!
- 玄関に男物の靴を置いておく!

- 夜間に洗濯物を干さない!
- 下着などは外に干さない!
- 男物の下着をワザと外に干す!
- 外から見える場合、ピンクや花柄など、あたかも女性が好みそうなカーテンを使わない!
- カーテンは分厚いもので、外から影なども見えないようにする!
- 夜間は窓を閉めて鍵も必ずする!
女性が一人暮らしをする場合で、物件のセキュリティに少しでも不安がある場合には、上記のような自分でできる対策を行いましょう。また、ホームセンターなどに行けば、自分でできる防犯グッズなども販売されていますので、そういったアイテムを導入するのもオススメです。
物件自体の安全性が弱いのであれば、自分で補強して自分の身を守るようにしましょう!
まとめ
今回は、女性が一人暮らしを始める際、ストーカー被害や何らかの事件に巻き込まれないようにするために注意しておきたいポイントについてご紹介しました。
本稿でご紹介したように、女性が安全に一人暮らしをする場合には、出来るだけセキュリティ設備が整った物件を探すのがオススメです。特に最近では女性専用のレディースマンションなども登場していますし、女性の一人暮らしでも安全に暮らしていくことができるような物件も増えています。しかし、まだまだそういった物件は数が少なく、お家賃も割高になってしまうなどのデメリットがありますので、収入の関係などで安全性を捨てなければならない…なんて状況も考えられます。
そのような場合には、自分で自分の身を守るため、出来る部分から防犯対策を進めていくのがオススメです。